切愛願望~極上御曹司の庇護欲からは逃げられない~
渡辺君は近くにいた店員を呼んで、また自分のビールを注文する。
この時ほど彼が鬼に見えたことはない。
全部飲むなんて無理だよ。
たとえこれが烏龍茶だとしても、全部飲むのは苦しいと思う。
自分のビールジョッキをじっと見つめる。
まだ四分の一も飲んでいないのに、身体が熱い。
手品でパッとビールが消せたらいいのに……。
でも、飲んだら、帰れるんだよね。
もうこうなればヤケだ。
ガシッとジョッキを掴んで一気に飲む。
この時、すでに酔いが回っていたのかもしれない。
飲んだ後のことを何も考えなかった。
「おお。松本、イケるじゃないか!じゃんじゃん飲め!」
渡辺君が珍しく私を褒めるが、段々頭がボーッとしてきて何も反応出来なかった。
「松本、追加でビール頼むか?松本?」
耳がキーンとなって彼の声がこもって聞こえる。
まぶたが重い。
「玲司さんに……連絡……し……な……きゃ……」
この時ほど彼が鬼に見えたことはない。
全部飲むなんて無理だよ。
たとえこれが烏龍茶だとしても、全部飲むのは苦しいと思う。
自分のビールジョッキをじっと見つめる。
まだ四分の一も飲んでいないのに、身体が熱い。
手品でパッとビールが消せたらいいのに……。
でも、飲んだら、帰れるんだよね。
もうこうなればヤケだ。
ガシッとジョッキを掴んで一気に飲む。
この時、すでに酔いが回っていたのかもしれない。
飲んだ後のことを何も考えなかった。
「おお。松本、イケるじゃないか!じゃんじゃん飲め!」
渡辺君が珍しく私を褒めるが、段々頭がボーッとしてきて何も反応出来なかった。
「松本、追加でビール頼むか?松本?」
耳がキーンとなって彼の声がこもって聞こえる。
まぶたが重い。
「玲司さんに……連絡……し……な……きゃ……」