切愛願望~極上御曹司の庇護欲からは逃げられない~
【親父が今朝心筋梗塞で倒れて、今病院で手術中。今日はノワールは休業する】
スマホを見ていたのかすぐに既読がついて、彼から返信が来た。
【俺も病院に行きます。どこの病院ですか?】
斗真のメールをコピペして晴人に伝え、フーッと息を吐く。
まさか親父が倒れるなんて思ってもみなかった。
だが、もうそういう年なんだよな。
おまけに親父はヘビースモーカー。
弟の話では一日で一箱吸うらしい。
そんだけ吸えば、どこか身体も悪くする。
コーヒーを口に運ぶが、すごく苦く感じた。
父の手術が終わるのを待っていたら、水嶋が現れた。
多分、斗真に俺の居場所を聞いたのだろう。
「大変なことになりましたね」
そう言って彼は俺の向かい側の席に座る。
「そうだな。他の役員は親父が倒れたことを知っているのか?」
俺の質問に彼は小さく頷いた。
「ええ。もう次の社長をどうするかでもめてます。副社長は社長の座を狙ってますよ」
スマホを見ていたのかすぐに既読がついて、彼から返信が来た。
【俺も病院に行きます。どこの病院ですか?】
斗真のメールをコピペして晴人に伝え、フーッと息を吐く。
まさか親父が倒れるなんて思ってもみなかった。
だが、もうそういう年なんだよな。
おまけに親父はヘビースモーカー。
弟の話では一日で一箱吸うらしい。
そんだけ吸えば、どこか身体も悪くする。
コーヒーを口に運ぶが、すごく苦く感じた。
父の手術が終わるのを待っていたら、水嶋が現れた。
多分、斗真に俺の居場所を聞いたのだろう。
「大変なことになりましたね」
そう言って彼は俺の向かい側の席に座る。
「そうだな。他の役員は親父が倒れたことを知っているのか?」
俺の質問に彼は小さく頷いた。
「ええ。もう次の社長をどうするかでもめてます。副社長は社長の座を狙ってますよ」