切愛願望~極上御曹司の庇護欲からは逃げられない~
「それよりもっと悪いだろうな。男と一緒ならホテルに連れ込まれて襲われていたかもしれない」
彼の発言に首をひねる。
昨日は渡辺君と一緒に飲んだけど、彼は酔った女の子を襲うような人じゃない。
「渡辺君はそんなことはしないと……」
私にしては珍しく自分の意見を言ってみたのだが、玲司さんは強い口調で否定した。
「男はみんなオオカミなんだよ。状況よってはどんな紳士でもオオカミになる。覚えておくように」
その理論はおかしい。
「でも、玲司さんだって襲わなかったじゃないですか?」
彼は一緒に寝ていても、私を無理矢理襲うことはない。
私をからかうことはあっても、いつだって私のことを考えてくれている。
それは、全幅の信頼ーー。
ムキになって言い返す私の唇に玲司さんはそっと指を当てた。
「それは、美月が大事だから」
優しい目で私を見つめる彼。
その思いが伝わってくる。
「玲司……さん」
胸がジーンとなって何も言えなかった。
彼の発言に首をひねる。
昨日は渡辺君と一緒に飲んだけど、彼は酔った女の子を襲うような人じゃない。
「渡辺君はそんなことはしないと……」
私にしては珍しく自分の意見を言ってみたのだが、玲司さんは強い口調で否定した。
「男はみんなオオカミなんだよ。状況よってはどんな紳士でもオオカミになる。覚えておくように」
その理論はおかしい。
「でも、玲司さんだって襲わなかったじゃないですか?」
彼は一緒に寝ていても、私を無理矢理襲うことはない。
私をからかうことはあっても、いつだって私のことを考えてくれている。
それは、全幅の信頼ーー。
ムキになって言い返す私の唇に玲司さんはそっと指を当てた。
「それは、美月が大事だから」
優しい目で私を見つめる彼。
その思いが伝わってくる。
「玲司……さん」
胸がジーンとなって何も言えなかった。