切愛願望~極上御曹司の庇護欲からは逃げられない~
「松本さん彼氏いるの? それキスマークじゃない?」
キスマーク?
ハッとして、咄嗟に服の袖を伸ばして痣を隠した。
だが、それを給湯室から戻って来た渡辺君にも見られたようで、彼が顔をしかめた。
あ~、もう玲司さん、何してくれるんですかあ!
顔の熱が急上昇する。
「松本さん、図星? いいなあ、今度彼氏の写真見せてね」
楽しげに言う佐藤先輩の言葉にハハッと笑うことしかできなかった。
その後、防災マニュアルとヘルメットが届いて、午前中は各部署の人数ごとにまとめ、午後は佐藤先輩と一緒に各部署に配りに行った。
秘書室に入ると、秘書の人達が慌ただしく出入りしていて、電話で取引先に謝罪電話を入れている人も数名いる。
何かパニクっていない?
重要来客でもあるのかな?
電話を終えた秘書さんに佐藤先輩が話しかける。
「これ防災マニュアルとヘルメットです。役員の方にも配って下さいね。なんだか慌ただしいけど、どうしたんですか?」
キスマーク?
ハッとして、咄嗟に服の袖を伸ばして痣を隠した。
だが、それを給湯室から戻って来た渡辺君にも見られたようで、彼が顔をしかめた。
あ~、もう玲司さん、何してくれるんですかあ!
顔の熱が急上昇する。
「松本さん、図星? いいなあ、今度彼氏の写真見せてね」
楽しげに言う佐藤先輩の言葉にハハッと笑うことしかできなかった。
その後、防災マニュアルとヘルメットが届いて、午前中は各部署の人数ごとにまとめ、午後は佐藤先輩と一緒に各部署に配りに行った。
秘書室に入ると、秘書の人達が慌ただしく出入りしていて、電話で取引先に謝罪電話を入れている人も数名いる。
何かパニクっていない?
重要来客でもあるのかな?
電話を終えた秘書さんに佐藤先輩が話しかける。
「これ防災マニュアルとヘルメットです。役員の方にも配って下さいね。なんだか慌ただしいけど、どうしたんですか?」