切愛願望~極上御曹司の庇護欲からは逃げられない~
私もベッドを抜け出し、着替えを持ってバスルームに向かった。
サッと五分程でシャワーを浴び、髪を乾かして服を着ると、化粧も三分で済ませる。
キッチンに行けば、玲司さんが朝食の準備をしてくれていて、すでにダイニングテーブルに料理が並んでいた。
焼き立てのフレンチトースト、サラダにヨーグルト。
「早く食べないと間に合わないよ。食べて」
玲司さんは紅茶を淹れてテーブルに置くと、席に着いた。
私も慌てて席に着く。
「なんにも準備出来なかったあ。ごめん」
手を合わせて謝ると、彼はフッと笑った。
「別に謝る必要ないよ。俺がギリギリまで寝かせておいたんだから。それにしても、ケーキで酔う人は初めてだな」
「私もケーキでは初めて酔ったけど、ノワールが閉店するって寂しさもあったのかも。私のオアシスだったから」
心の中に穴が開いてしまったような感じがする。
でも、玲司さんにだって事情があるのだ。
サッと五分程でシャワーを浴び、髪を乾かして服を着ると、化粧も三分で済ませる。
キッチンに行けば、玲司さんが朝食の準備をしてくれていて、すでにダイニングテーブルに料理が並んでいた。
焼き立てのフレンチトースト、サラダにヨーグルト。
「早く食べないと間に合わないよ。食べて」
玲司さんは紅茶を淹れてテーブルに置くと、席に着いた。
私も慌てて席に着く。
「なんにも準備出来なかったあ。ごめん」
手を合わせて謝ると、彼はフッと笑った。
「別に謝る必要ないよ。俺がギリギリまで寝かせておいたんだから。それにしても、ケーキで酔う人は初めてだな」
「私もケーキでは初めて酔ったけど、ノワールが閉店するって寂しさもあったのかも。私のオアシスだったから」
心の中に穴が開いてしまったような感じがする。
でも、玲司さんにだって事情があるのだ。