切愛願望~極上御曹司の庇護欲からは逃げられない~
声を荒らげて矢島を非難すると、彼は黒い笑みを浮かべた。
「母親が同意してるなら、誘拐じゃない」
「どこへ連れて行く気なの?」
矢島に問うが、怖くて仕方がなかった。
「楽しいところだ」
肉食獣のような危険な目をする彼を見て、ゴクッと息を呑む。
身の危険を感じて逃げようとするが、私を連れ込んだ男に阻まれ、みぞおちを殴られた。
あまりの痛みで気が遠くなり、視界がぼやける。
次に気づいた時には、前に夢に見た赤いベッドで寝ていた。
「そろそろ起きろ」
矢島の声がして、ペチッと頰を叩かれた。
ハッと目を覚ませば、目の前に彼の顔がある。
六畳程の部屋にベルベットのような素材の真っ赤なベッド。
ハンガーラックがあって、セーラ服、ナース服、メイド服……といったコスプレの衣装が並んでいる。
ベッドの近くにあるテーブルには、料金表が置いてあって一時間いくらとかよくわからないサービスの値段が書かれていた。
「母親が同意してるなら、誘拐じゃない」
「どこへ連れて行く気なの?」
矢島に問うが、怖くて仕方がなかった。
「楽しいところだ」
肉食獣のような危険な目をする彼を見て、ゴクッと息を呑む。
身の危険を感じて逃げようとするが、私を連れ込んだ男に阻まれ、みぞおちを殴られた。
あまりの痛みで気が遠くなり、視界がぼやける。
次に気づいた時には、前に夢に見た赤いベッドで寝ていた。
「そろそろ起きろ」
矢島の声がして、ペチッと頰を叩かれた。
ハッと目を覚ませば、目の前に彼の顔がある。
六畳程の部屋にベルベットのような素材の真っ赤なベッド。
ハンガーラックがあって、セーラ服、ナース服、メイド服……といったコスプレの衣装が並んでいる。
ベッドの近くにあるテーブルには、料金表が置いてあって一時間いくらとかよくわからないサービスの値段が書かれていた。