切愛願望~極上御曹司の庇護欲からは逃げられない~
彼に指示を与えながら専務室を出て電話を切ると、水嶋もついてきた。
「私の車で行きましょう」
彼と一緒にエレベーターに乗り、和也さんにラインで美月の居場所を知らせ、地下の駐車場に向かう。
白い国産のセダンがエレベーターの近くに置いてあって、水嶋はズボンポケットから車のキーを取り出し、ロックを解除する。
彼が運転席に座り、俺は助手席に腰掛けて、シートベルトをしながら水嶋に行き先を告げた。
「六本木の五丁目の『パープルアイズ』に行ってくれ」
「わかりました」
水嶋はエンジンを大きくふかしながら車を発進させた。
時刻は午後六時四十五分。
外はうっすら暗くなっている。
水嶋は渋滞を避けるため、裏道を通り、十五分程で現場に着いた。
店の十メートル程先に水嶋が車を停めると同時にシートベルトを外して車から降りる。
俺に気づいた晴人がこちらに駆け寄ってきた。
「なにか変わったことは?」
「私の車で行きましょう」
彼と一緒にエレベーターに乗り、和也さんにラインで美月の居場所を知らせ、地下の駐車場に向かう。
白い国産のセダンがエレベーターの近くに置いてあって、水嶋はズボンポケットから車のキーを取り出し、ロックを解除する。
彼が運転席に座り、俺は助手席に腰掛けて、シートベルトをしながら水嶋に行き先を告げた。
「六本木の五丁目の『パープルアイズ』に行ってくれ」
「わかりました」
水嶋はエンジンを大きくふかしながら車を発進させた。
時刻は午後六時四十五分。
外はうっすら暗くなっている。
水嶋は渋滞を避けるため、裏道を通り、十五分程で現場に着いた。
店の十メートル程先に水嶋が車を停めると同時にシートベルトを外して車から降りる。
俺に気づいた晴人がこちらに駆け寄ってきた。
「なにか変わったことは?」