切愛願望~極上御曹司の庇護欲からは逃げられない~
キャアキャアー騒いだせいか、シャワーを浴び終えるとグッタリ。
私が身支度をしている間に、いち早く着替えた彼が朝食を準備してくれて、一緒に食べる。
「そう言えば、ずっと私を援助してくれたんだよね? どうしてNPO法人の支援だなんて嘘をついたの
?」
箸を止めて聞けば、彼は少し驚いた顔をした。
「弟の斗真にでも聞いた?」
「うん」
玲司さんの目を見て頷くと、彼は苦笑いしながら理由を説明する。
「そうか。俺が援助するって言っても、学校行かずに就職して働くって美月は言いそうだったから」
確かに、彼が金を出すからと言ったら、受け取らなかっただろう。
「ずっと本当のことは言わないでおくつもりだった?」
答えはわかっていたけど、聞かずにはいられなかった。
私の質問に彼は温かい目をして答える。
「俺は美月が笑顔でいてくれればそれでよかったんだ」
その言葉に胸がジーンとなった。
私が身支度をしている間に、いち早く着替えた彼が朝食を準備してくれて、一緒に食べる。
「そう言えば、ずっと私を援助してくれたんだよね? どうしてNPO法人の支援だなんて嘘をついたの
?」
箸を止めて聞けば、彼は少し驚いた顔をした。
「弟の斗真にでも聞いた?」
「うん」
玲司さんの目を見て頷くと、彼は苦笑いしながら理由を説明する。
「そうか。俺が援助するって言っても、学校行かずに就職して働くって美月は言いそうだったから」
確かに、彼が金を出すからと言ったら、受け取らなかっただろう。
「ずっと本当のことは言わないでおくつもりだった?」
答えはわかっていたけど、聞かずにはいられなかった。
私の質問に彼は温かい目をして答える。
「俺は美月が笑顔でいてくれればそれでよかったんだ」
その言葉に胸がジーンとなった。