切愛願望~極上御曹司の庇護欲からは逃げられない~
あー、また厄介な人に見られちゃった。
「おはよう。常務ってあんなに若いんだ?」
初めて見たけど、どこかで見覚えのあるような顔。
少し驚く私を渡辺君はじっと見据える。
「お前知らないのか? 常務は社長の息子だよ。同期の女はみんな玉の輿狙ってると思ってたけど、松本は違うみたいだな」
社長の息子かあ。だから、あんな若いのに常務なんだ。
でも、私には縁のない人だ。
雲の上に住んでる人だもん。
「玉の輿とかあまりにも現実離れしすぎてて私は興味ないかな」
お金があっても幸せにはなれないし。
さらっとそんなことを口にすれば、渡辺君は意外そうな顔をする。
「ふーん。松本はボーッとしているように見えて、ちゃんと自分の立場を理解してるんだな」
彼のトゲのある発言に苦笑いしながら返した。
「老後のこと考えたら、夢見る暇なんてないよ。コツコツ働いて、老後の資金を貯めなきゃ」
「おはよう。常務ってあんなに若いんだ?」
初めて見たけど、どこかで見覚えのあるような顔。
少し驚く私を渡辺君はじっと見据える。
「お前知らないのか? 常務は社長の息子だよ。同期の女はみんな玉の輿狙ってると思ってたけど、松本は違うみたいだな」
社長の息子かあ。だから、あんな若いのに常務なんだ。
でも、私には縁のない人だ。
雲の上に住んでる人だもん。
「玉の輿とかあまりにも現実離れしすぎてて私は興味ないかな」
お金があっても幸せにはなれないし。
さらっとそんなことを口にすれば、渡辺君は意外そうな顔をする。
「ふーん。松本はボーッとしているように見えて、ちゃんと自分の立場を理解してるんだな」
彼のトゲのある発言に苦笑いしながら返した。
「老後のこと考えたら、夢見る暇なんてないよ。コツコツ働いて、老後の資金を貯めなきゃ」