期間限定『ウソ恋ごっこ』
先輩はエプロンのポケットから小さい紙パックを取り出し、あたしの手のひらにポンと乗せた。
生クリームのパックだった。
「それね、なにかの手違いであたしの荷物に紛れ込んだみたいなの。そんなのでよかったら、あ・げ・る。ぜひ有効活用してねー!」
うふふふっと上機嫌な笑い声をあげて、軽やかな足取りで立ち去る先輩を眺めつつ、真央ちゃんが感心した声を出した。
「なんかもう、あの人なら地球がエイリアンに侵略されたって生き残れそうね」
「そうだね。敵に回したら最悪なタイプだけど、味方だったら間違いなく最終兵器だね」
生クリームのパックだった。
「それね、なにかの手違いであたしの荷物に紛れ込んだみたいなの。そんなのでよかったら、あ・げ・る。ぜひ有効活用してねー!」
うふふふっと上機嫌な笑い声をあげて、軽やかな足取りで立ち去る先輩を眺めつつ、真央ちゃんが感心した声を出した。
「なんかもう、あの人なら地球がエイリアンに侵略されたって生き残れそうね」
「そうだね。敵に回したら最悪なタイプだけど、味方だったら間違いなく最終兵器だね」