期間限定『ウソ恋ごっこ』
ウソの結末
「つ、疲れた。お願い真央ちゃん、代わってくれる?」
「わかった」
パック振り作業は、思いのほか重労働だった。
こんなちっちゃくて軽いパックなんて簡単に振り続けられると思っていたけど、ほんの数分振っただけで、けっこう両腕にくる。
うー、筋肉にリン酸が溜まってる感じ。
「ねえ、この虚しい作業をいつまでやればいいの?」
真央ちゃんがパックをブンブン振りながら聞いてきて、あたしは首を傾げた。
「振って振って振り続けろって言ってたから、先輩が帰って来るまでかな?」
「でも先輩、いつ帰って来るの?」
「わかんない」
「そもそも、どこ行ったの? あの人」
「わかんない」
「この行為に何の意味があるの?」
「わかんない」
あたしと真央ちゃんは顔を見合わせて、ふーっとため息をついた。
考えてみれば、なんにも教えてもらってないのよね。いや、それでも先輩のことは信じるけどさ。
「わかった」
パック振り作業は、思いのほか重労働だった。
こんなちっちゃくて軽いパックなんて簡単に振り続けられると思っていたけど、ほんの数分振っただけで、けっこう両腕にくる。
うー、筋肉にリン酸が溜まってる感じ。
「ねえ、この虚しい作業をいつまでやればいいの?」
真央ちゃんがパックをブンブン振りながら聞いてきて、あたしは首を傾げた。
「振って振って振り続けろって言ってたから、先輩が帰って来るまでかな?」
「でも先輩、いつ帰って来るの?」
「わかんない」
「そもそも、どこ行ったの? あの人」
「わかんない」
「この行為に何の意味があるの?」
「わかんない」
あたしと真央ちゃんは顔を見合わせて、ふーっとため息をついた。
考えてみれば、なんにも教えてもらってないのよね。いや、それでも先輩のことは信じるけどさ。