期間限定『ウソ恋ごっこ』
たしかに面と向かって言われてはいなかったけど、なんとなくそのままで納得していたんだ。
それでも毎日幸せだったし、ちょっと物足りなくはあっても、そんなの些細なことだと思ってた。
だからとつぜんの告白に心が驚きすぎて、思考停止してる。
「何度でも言うよ。俺はお前が本気で好きだ。だからもう二度と離さない。司にも、誰にも絶対に渡さない。お前は俺のものだ」
先輩の唇から言葉が紡がれるたび、フリーズしていた頭が動き出し、胸の奥からじわじわと熱が込み上げる。
好きな人から『好きだ』と言ってもらえることが、こんなに素晴らしいことだったなんて。
うれしい。うれしい。うれしくてたまらない。
破裂しそうに膨らんだ熱が、そのまま大きな涙に変わって、視界がぼんやり霞んでしまう。
「美空。今度こそ俺と、ウソじゃない本当の恋をしよう」
ついに限界まで膨らんだ熱が、雫になって頬を伝った。
優しく微笑む先輩の頭上に、ひときわ明るい星が輝いているのが見える。
道を示すように瞬くその星に導かれるように、あたしは、ずっと言いたくて言いたくてたまらなかった言葉を、ようやく口にすることができた。
「あたしも、彬のことが本当に大好き。だから今度こそ本当の恋をしよう」
それでも毎日幸せだったし、ちょっと物足りなくはあっても、そんなの些細なことだと思ってた。
だからとつぜんの告白に心が驚きすぎて、思考停止してる。
「何度でも言うよ。俺はお前が本気で好きだ。だからもう二度と離さない。司にも、誰にも絶対に渡さない。お前は俺のものだ」
先輩の唇から言葉が紡がれるたび、フリーズしていた頭が動き出し、胸の奥からじわじわと熱が込み上げる。
好きな人から『好きだ』と言ってもらえることが、こんなに素晴らしいことだったなんて。
うれしい。うれしい。うれしくてたまらない。
破裂しそうに膨らんだ熱が、そのまま大きな涙に変わって、視界がぼんやり霞んでしまう。
「美空。今度こそ俺と、ウソじゃない本当の恋をしよう」
ついに限界まで膨らんだ熱が、雫になって頬を伝った。
優しく微笑む先輩の頭上に、ひときわ明るい星が輝いているのが見える。
道を示すように瞬くその星に導かれるように、あたしは、ずっと言いたくて言いたくてたまらなかった言葉を、ようやく口にすることができた。
「あたしも、彬のことが本当に大好き。だから今度こそ本当の恋をしよう」