期間限定『ウソ恋ごっこ』
まさかの先制攻撃だ。どうしよう。
こんな丁寧にお礼なんか言われちゃったら、ますます切り出しにくくなるよぉ。
「お弁当係、迷惑じゃなかった?」
ちょっと心配そうに先輩に聞かれて、どう答えればいいのやら。
まさか『はい。実は迷惑なんです』なんて言うわけにもいかないし。
ひたすら両目を瞬かせながら、あたしは唇をモゴモゴ動かして答えるしかなかった。
「いえ、あのぅ、べつに迷惑とか、そういうことでは」
「もしかして美空ちゃん、不思議に思ってるんじゃない? なんで俺がキミをお弁当係に指名したのかを」
そう言って微笑む先輩の顔を、あたしは見上げた。
うん。まったくその通りです。なんであたしが指名されたんだろう?
なんの面識もないあたしなんかより、折原先輩や、SP軍団の先輩たちの方がよほど頼みやすいだろうに。
そこんとこが一番わかんない。教えてもらえるなら教えてほしい。
こんな丁寧にお礼なんか言われちゃったら、ますます切り出しにくくなるよぉ。
「お弁当係、迷惑じゃなかった?」
ちょっと心配そうに先輩に聞かれて、どう答えればいいのやら。
まさか『はい。実は迷惑なんです』なんて言うわけにもいかないし。
ひたすら両目を瞬かせながら、あたしは唇をモゴモゴ動かして答えるしかなかった。
「いえ、あのぅ、べつに迷惑とか、そういうことでは」
「もしかして美空ちゃん、不思議に思ってるんじゃない? なんで俺がキミをお弁当係に指名したのかを」
そう言って微笑む先輩の顔を、あたしは見上げた。
うん。まったくその通りです。なんであたしが指名されたんだろう?
なんの面識もないあたしなんかより、折原先輩や、SP軍団の先輩たちの方がよほど頼みやすいだろうに。
そこんとこが一番わかんない。教えてもらえるなら教えてほしい。