あなどれないね、世唯くん。



「それは……いったいどういう……」

「短すぎってこと。
こんな太もも出して歩いちゃダメでしょ」


「なっ……!
そ、そんなつもりない……もん」

そんなストレートに言わないでよ……!


「今朝、俺の部屋で寝てたときもスカート短いうえに、捲れ上がってたし」

今さらそんなことを言われたら、恥ずかしくてたまらない……っ。


「いとの身体はぜんぶ俺のなの」

ゆっくり世唯くんの長い指が伸びてきて、わたしの唇にそっと触れてくる。


「この小さくて可愛い唇も、すぐ真っ赤になる頬も。俺のこと見つめるその瞳も、ぜんぶ俺の」


甘すぎる言葉にクラクラしてくる……。


「だから……他の男に見られんの嫌だし無理」

「そんな、わたしのことなんて誰も見てないよ…」

実際、これくらいのスカート丈の長さの子はたくさんいるし……。

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