【本編】純愛DAYS〜恋×愛LOVE Diary〜
…キーンコーンカーンコーン♪



寂しくもあり、
緊張の解けるチャイムの音が聞こえる。




昼休みが終わったことを象徴してる意味。




『戻ろうぜ』

『うん、だね!』



前を歩く誠実くんの後を追って歩く私。



野球をしているって聞いたけど


背筋が綺麗で、顔立ちも背丈も言うことない…
後ろ姿を見てそう思う私は、完全に恋してるんだよね。



『おかえり、みな!誠実!』

『おぅ!』



光里の声が聞こえると、
誠実はニコッと笑い光里の頭をクシャっと撫でて通り過ぎる。


恋人同士のやりとりが見え隠れし、
私は次の授業ではずっと誠実をただただ見つめている。



幼馴染の光里と誠実に近づきたい!
そーっと近づきたい。



何を思っていたのか、
放課後の教室から誠実の姿ばかり見てしまう日々は続くのだった。
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