【本編】純愛DAYS〜恋×愛LOVE Diary〜
その晩になって、
ふたりは窓辺に座っているときに

『望奈、こっち来る?』



気づいたんだ…


“望奈”


そう、呼び捨てで呼ばれたこと。



『うん!行くー』





この時、
悠樹じゃない男性の肌に触れたよ。



温かい手…

悠樹じゃない…
これは航ちゃんの手。



航ちゃんの手が、
私の身体を押し倒す。


近くにあった航ちゃんの顔。



『かわいい顔してんじゃん!』


そう言われることに恥ずかしさを覚え、
目を伏せた。



『恥ずかしい…。』

『悠樹は優しかった?ヤっちゃった?』

『うん…。』

『そっか…、残念だなぁ』



なんて、
冗談だよね…


しかし、
この時だった…
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