【本編】純愛DAYS〜恋×愛LOVE Diary〜
高らかに笑うお母さんは続ける


『誠実くんのおかげね?』



…お母さん、大袈裟だから。



『やめてよねお母さん…』

『大丈夫ですか?』



光里に押されてよろめいたお母さん、
玄関の段差でつまづいた。



『馬鹿力が……。嫌われるわよ、誠実くんに…』





ハッとした瞬間、
ふたりの目が合う…




『ごめん…、お母さん…』





そんなこんなで今日は帰ることにした俺。



時計の針は夜が更ける12時近くをさす。





『お邪魔しましたーー♪』

『気をつけてね!ありがとう』

『送って行こうか?』



光里のお父さんが茶の間から出てくるなり、
車を出してくれる。
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