【本編】純愛DAYS〜恋×愛LOVE Diary〜
『阿佐く…ん?』





阿佐……?





光里が寝言のなかで呟いた名前は



…阿佐だった。





『光里?俺…』





目をパチっと開け、
寝返りを打つ光里は驚いて、目を覚ました。






『ごめん…せいじ。ごめん。』





寝言のなかにも…


夢の中にも…



阿佐が存在しているみたい。




『光里…。俺がいない間、アイツが埋めてくれたんやろ?』

『ごめん…』





謝るばかりの彼女は、
涙を流しながらいた…




俺は彼女を抱くしか術がなかった。



俺がいなければいけないはずだったのに…
埋めてあげることすら出来ないもどかしさを改めて痛感。


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