【本編】純愛DAYS〜恋×愛LOVE Diary〜
私はひとり、番長の自宅のあるお店に入っていく。
…悠樹を外に置いて。



『こんばんは〜お邪魔します』

『こんばんは〜』



私の後ろから来たのは悠樹。



『あらー、久しぶりねー』

『よっ!入って。』


番長のご両親。


私や悠樹・番長は幼稚園から知ってる仲だからいつもお世話になっている。



『望奈、化粧してる?』

『だから?してるけど。』

『望奈、何つっぱってんだ?言ってくれる?』

『何もないよ。悠樹に言ってどうするの』


と、横目で見ながら距離を置くように、
席を移る。



『望奈?』

『………』



悠樹の問いかけにも、
無視した私…


ただただ…
ふたりの距離が嫌いなだけ


悠樹が悪いんじゃないから。

私は私の理由だけで、
自分に苛立ちを隠せなかった。
< 64 / 598 >

この作品をシェア

pagetop