見習い夫婦~エリート御曹司と交際0日で妊活はじめます~
「どうも、はじめまして。俺はこいつと同級の、富井 駿太郎。呉服屋の人間なんだけど、着物みたいな洋服とか、洋服みたいな着物をデザインしてます。よろしく」
それを聞いた直後、私はあることにピンと来て目と口をぱかっと開いた。
「もしかして……デザイナーのTommyさん、ですか?」
「え、すごい。よく知ってたね」
目を丸くして驚く彼。やっぱりそうだったんだ……!
今ご本人がおっしゃった通り、Tommyは呉服屋の五代目でありながら、和と洋を融合させたファッションも生み出しているデザイナーだ。彼のブランドはカッコいい服ばかりだと、よく雑誌やネットに載っている。
あまりメディアに顔を出すことはないが、私も以前から着物を選ぶときに商品を目にしていて、個性的なそれが印象に残っていたので彼の存在は知っていた。まさか、ここで会えるとは。
「和のデザインで現代に溶け込む新しい服、すごく素敵だなと思ってたんです。お会いできて光栄です!」
目を輝かせて言うと、富井さんは二重の瞳をぱちくりさせたあと、周さんに視線を移す。
「なにこの子、尊い。女神?」
「俺の婚約者だ」
それを聞いた直後、私はあることにピンと来て目と口をぱかっと開いた。
「もしかして……デザイナーのTommyさん、ですか?」
「え、すごい。よく知ってたね」
目を丸くして驚く彼。やっぱりそうだったんだ……!
今ご本人がおっしゃった通り、Tommyは呉服屋の五代目でありながら、和と洋を融合させたファッションも生み出しているデザイナーだ。彼のブランドはカッコいい服ばかりだと、よく雑誌やネットに載っている。
あまりメディアに顔を出すことはないが、私も以前から着物を選ぶときに商品を目にしていて、個性的なそれが印象に残っていたので彼の存在は知っていた。まさか、ここで会えるとは。
「和のデザインで現代に溶け込む新しい服、すごく素敵だなと思ってたんです。お会いできて光栄です!」
目を輝かせて言うと、富井さんは二重の瞳をぱちくりさせたあと、周さんに視線を移す。
「なにこの子、尊い。女神?」
「俺の婚約者だ」