見習い夫婦~エリート御曹司と交際0日で妊活はじめます~
「でも、それじゃ……!」
「もう他の女性を抱けるわけがないだろう。俺が触れたいのは希沙だけだ、一生」
反論しようとしたところを、毅然とした声が遮った。彼の瞳には、なんの迷いも感じられない。
「もちろん、周りは俺が対処する。ここまで俺の考えを変えたのは君だ。誰よりも大切なんだよ。だから、れっきとした妻になってくれ」
情熱をひしひしと感じるプロポーズに、胸が震える。
愛しい人が、こんなに私を想ってくれているなんて。とても奇跡的で、幸せなことだ。
「……ありがとう、周さん。すごく、嬉しい」
感極まって泣きそうになり、震える声で正直な気持ちを伝える。
「周さん以上に好きな人には一生出会えません。私もずっと一緒にいたい。……でも」
最後の二文字にわずかに反応した彼は、落ち着きを崩さずに「でも?」と先を促す。私は再び目線を下げながら、抱えている思いを吐き出す。
「跡取りを残せなかったら、きっと周りは許してくれません。それに、もし妊娠できたとしても女の子だったら、その子も苦しむことになるかもしれない。……私、自信がなくなってきちゃったんです。子供を産んだとして、その子を幸せにできるかどうか」
「もう他の女性を抱けるわけがないだろう。俺が触れたいのは希沙だけだ、一生」
反論しようとしたところを、毅然とした声が遮った。彼の瞳には、なんの迷いも感じられない。
「もちろん、周りは俺が対処する。ここまで俺の考えを変えたのは君だ。誰よりも大切なんだよ。だから、れっきとした妻になってくれ」
情熱をひしひしと感じるプロポーズに、胸が震える。
愛しい人が、こんなに私を想ってくれているなんて。とても奇跡的で、幸せなことだ。
「……ありがとう、周さん。すごく、嬉しい」
感極まって泣きそうになり、震える声で正直な気持ちを伝える。
「周さん以上に好きな人には一生出会えません。私もずっと一緒にいたい。……でも」
最後の二文字にわずかに反応した彼は、落ち着きを崩さずに「でも?」と先を促す。私は再び目線を下げながら、抱えている思いを吐き出す。
「跡取りを残せなかったら、きっと周りは許してくれません。それに、もし妊娠できたとしても女の子だったら、その子も苦しむことになるかもしれない。……私、自信がなくなってきちゃったんです。子供を産んだとして、その子を幸せにできるかどうか」