お見合い相手のお姉さん・・・好きになってもいいですか?
「北斗さん、結人の大切な彼女の紗良ちゃん。とっても可愛いでしょう? 」
「ああ、びっくりしたよ。結人が、こんな可愛い子を見つけるなんて」
「でしょう? 私もびっくりしたの。北斗さんに似て、結人も趣味いいのよね」
いつも地味で、ちょっと暗い色の服を選んでいる紗良。
職場でもあまりスカートを履かないで、パンツ姿が多い紗良。
結人はまた、紗良に惚れ直してしまった。
お昼から。
せっかくオシャレしたなら出かけようということなになり、結人と紗良は出かける事にした。
結人はショッピングモールに行きたいと言い出した。
色々買いたいものがあるらしい。
紗良は一緒にいるところを見られたら、結人が困るのではないかと思って遠慮したが、北斗とトワも認めているのに遠慮することないと言われて、ちょっと気は引けるが一緒に行くことにした。
日用品を買って、新しいシーツと枕カバーを買って。
まるで2人で新しい生活を始める準備をしているようで。
紗良はちょっぴり照れていた。