卑劣恋愛
☆☆☆
これで、あたしがいないと生きていけないということが武にも理解できたはずだ。
あたしは武の尿を処理して、鼻歌を歌いながら朝ご飯の準備を始めた。
「ご飯ならできてるわよ?」
「今日はおにぎりが食べたい気分なの」
母親に適当に返事をして、おにぎりを4つ作った。
武と2つずつ食べるのだ。
「そんなに食べるの? 炊飯器のご飯がなくなっちゃったじゃない」
母親は目を丸くして驚いている。
「育ち盛りなんだから仕方ないでしょ」
あたしはそう言い、お盆に乗せたお皿とお茶を乗せた。
簡易的な食事だけれど長時間猿轡を外しておけないのだから我慢してもらおう。
それよりも、ついに武があたしの作った料理を食べるのだと思うと、嬉しくて仕方がなかった。
これで、あたしがいないと生きていけないということが武にも理解できたはずだ。
あたしは武の尿を処理して、鼻歌を歌いながら朝ご飯の準備を始めた。
「ご飯ならできてるわよ?」
「今日はおにぎりが食べたい気分なの」
母親に適当に返事をして、おにぎりを4つ作った。
武と2つずつ食べるのだ。
「そんなに食べるの? 炊飯器のご飯がなくなっちゃったじゃない」
母親は目を丸くして驚いている。
「育ち盛りなんだから仕方ないでしょ」
あたしはそう言い、お盆に乗せたお皿とお茶を乗せた。
簡易的な食事だけれど長時間猿轡を外しておけないのだから我慢してもらおう。
それよりも、ついに武があたしの作った料理を食べるのだと思うと、嬉しくて仕方がなかった。