卑劣恋愛
☆☆☆
帰宅後、6時30分にきっかり武へメッセージを送る。
《ノドカ:今日の試合も良かったよ!》
そのメッセージを送ってから返事が来るまであたしは武の写真を眺めるのが日課だ。
どんなに嫌なことがあったとしても、武の写真を見ることであたしの心はおちついた。
そして、翌日への活力になる。
今日もきっと、すぐに千恵美のことを忘れることができるだろう。
そう思っていたのだけれど……。
「え?」
写真を見ていてすぐに気が付いた。
眠っている武の後ろ、まるで風景に溶け込むように千恵美が立っていることに。
帰宅後、6時30分にきっかり武へメッセージを送る。
《ノドカ:今日の試合も良かったよ!》
そのメッセージを送ってから返事が来るまであたしは武の写真を眺めるのが日課だ。
どんなに嫌なことがあったとしても、武の写真を見ることであたしの心はおちついた。
そして、翌日への活力になる。
今日もきっと、すぐに千恵美のことを忘れることができるだろう。
そう思っていたのだけれど……。
「え?」
写真を見ていてすぐに気が付いた。
眠っている武の後ろ、まるで風景に溶け込むように千恵美が立っていることに。