卑劣恋愛
あたしと武の恋愛はどう見ても順調だった。


第三者から見ても、それは一目瞭然だと思っていた。


「順調に決まってるでしょ? 今日は武のお弁当を作ってきたんだよ」


「そうなんだ……?」


「うん! 一緒に食べるのが楽しみだなぁ」


あたしはそう呟き、鼻歌を歌いながらクラスへと戻ったのだった。
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