俺様彼氏と冷静彼女……こんなので付き合っていける?
「ここはさ、犬の散歩コースだからマナーの悪い飼い主とかいたら犬のフンとか落ちてるかも」
「えっ、ちょっとやだ、大丈夫かな……でもキルが重いから動けない……」
「横向いてみ?」
女はキルを抱いたまま身体を横に向けた
「大丈夫そうだな」
「ほんと?良かった」
キルとじゃれて遊んでる彼女を見て涼は話しかける
「お前高校生くらい?」
「うん!新学期から二年生、この近くの高校に編入したよ」
「共立高校?」
「そう」
「俺もだよ、二年」
「ほんと?よろしく私、滝川南(たきがわみなみ)」
「俺は本田涼」
南は起き上がりしゃがんでキルの首をなでる
「キルはしつけしてるの?」
「んー、まあ……キル!GO!」
キルは南に飛びかかった
「もう〜」
またキルに押し倒された南は諦めたようにキルに顔をなめられていた
「南、パンツ見えてるぞ、ピンク(笑)」
南は自分で直そうとしたが手が届かない
「あんたがGOっていうからでしょ」
南のGOにも反応し最初に舐めた太ももを舐め始める
「やめて、ねえ、やめさせてよー飼い主でしょ」
「お前何かフェロモンが出てんじゃね?キルはどうやら南の太ももが気に入ったみたいだな(笑)俺には舐めてこないからさー、キルは雄だぜ」
涼は笑いながらキルを見ていた
「可愛いパンツはいてるじゃん」
「ちょっと見ないで!見てないでキルを離して……重いよ」
「ったく……しようがねえな」
涼は首輪を持って南からキルを離す
「ハァハァ、ベトベトだよ」
「頭も服も草だらけだな(笑)うちに来る?タオル貸すよ」
「いいの?借りようかな、何も持ってきてないし」
南は立ち上がって服をはたいた