真実を知った時、僕は1%の奇跡を願った


難しい…


「私、そんな顔してる?」


「うん、ここすごいシワだし。」


自分の眉間を指差して
私がしてたであろう顔を真似した。


「何その顔ブサイク!!」


「だって、そーゆー顔してたし。」


そう言ってケラケラ笑う男の子につられて
私も思わず吹き出した。


「ふっ!あはは!!」


なんか久しぶりに
こんなに笑ったかもしれない…。


お母さんとお父さんが死んでから
こんなに笑ったことないかも…。


「ちょっ!え?!なんで泣いてんの?」


なんて思ってたら
焦る男の子の声がして


「え?」


泣いてるって…
あれ…。


「な、なんでかな…。」


よく分からないけど
涙が勝手に溢れてきていた。


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