真実を知った時、僕は1%の奇跡を願った


こんな能力を持ってしまったこと、
最初は受け入れられなかった。
人が亡くなったりケガする夢を
何度も何度も夢に見る。


それがすごく嫌で怖くて、
眠れなくなった時もあった。


だけど、ある時考えを変えることにしたんだ。


これは、両親から私へのメッセージなんじゃないかって。


2人が命を懸けて守ってくれたこの命で
たくさんの人を救えるようにって。


なんとなく、ふとそう思った。


それから私は出来る限り、
予知夢が現実に起こらないように行動した。


それは小さいことから大きいことまで。


中には探し物がどこにあるか
なんていう夢まで見ることができたから
大切なものを見つけてあげられたり、
逃げてしまったペットを無事保護することも出来た。

< 22 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop