これが恋だと言うのならば
「え?俺?えーとねー、クラスリレーとー、二人三脚とー、騎馬戦とー…あ、あと部活対抗リレー出る」


「さすが、すげー出んのな。」


「んー、まあねー。お前もさぁ、もっと色んなのでろよー!」


「え?やだよ。めんどくさい」


「足速いくせに…俺より速いくせに…」


「出ないって。」


「つまんねぇー…」


「うっせえ」


晴馬と下らない話をしていると、先生から集合がかかった。


「競技別に集まってくださーい」


ちなみに俺はなにに出るかというと、騎馬戦。


1人1競技でる決まりがあったから、1番楽そうなのを選んでおいた。


その後競技ごとに各場所に集まって、競技の説明や、なんやかんやを聞かされて解散となった。


「冬夜ぁぁぁああああああああああ!!!」


そんな俺に悲劇が起こったのは昼休み。


「頼む…!頼むよ…!!リレーの補欠やって…!!!」


実はリレーの補欠だったやつが、怪我をしてしまったらしく、補欠の代わりを探してるとか。


「えー…」


「練習だけだから!走らなくていいから!」


「それさ、1番損じゃん」


「え?」
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