これが恋だと言うのならば
「柊よんでさ!」


「えー…」


なんでそうなるのぉぉぉぉ!


「…あ、そーかそーか。2人きりがいいんだよねえ〜。」


にやにやと笑う麻衣。


「そ、そんなんじゃ…!!」


「じゃあいいよね?一緒に行ってくれるでしょ?」


…やられたぁ〜


「…アイス、買ってくれるなら、行く。」


「…買う。」


「わかった。」


…アイス買ってくれるなら仕方ない。行ってあげよう。


それに、冬夜君と会える日が増えるのは悪くない!


「いつ行くの?晴真君と。」


「来週の土曜日だってー。」


「ほおー。じゃあ明日麻衣も洋服買おうよ!可愛いやつ!」


「はぁ?なんで。」


「んー、晴真君に可愛いって思って貰うためー!」


「だからぁ、私と武田はそんなんじゃないってば」


「えーでも、もしかしたらがあるかもじゃーん?」


「ないない。確かにイケメンではあるけど、タイプじゃなーい。どっちかって言うと柊のがタイプかなー。」


「えっ…!?!」


ま、まさか麻衣、冬夜君のこと…!?!


「いやいやそんなびっくりしないでよ。武田と柊だったら柊のがマシって話だから!!」
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