千紘さんのありがた~いお話
「三年経ったら、俺たちなんて、何処でなにしてるかもわからないのに」
そういえば、学生時代って三、四年単位で卒業したりして、いろいろと変わってってたよなーと今更ながらに思い出した。
「龍平くんは、高校卒業したらどうすんの?」
「嫌なこと訊くねー。
まあ、大学行くとは思うけど。これがやりたいとかまだ絞れてないんだよね。
真昼さん、大学行った?
なにやってたの?」
「ああ、黄泉の国について調べてた」
「なんだって?」
「黄泉の国について調べてた」
「……怪しい宗教かなにか?」
「古事記よ……。
イザナギとイザナミについて調べてたの」
「なんだよ。
理系の人間にもわかりやすくしゃべってよ」
「ええっ?
龍平くん、理系だったんだー?」
そういえば、学生時代って三、四年単位で卒業したりして、いろいろと変わってってたよなーと今更ながらに思い出した。
「龍平くんは、高校卒業したらどうすんの?」
「嫌なこと訊くねー。
まあ、大学行くとは思うけど。これがやりたいとかまだ絞れてないんだよね。
真昼さん、大学行った?
なにやってたの?」
「ああ、黄泉の国について調べてた」
「なんだって?」
「黄泉の国について調べてた」
「……怪しい宗教かなにか?」
「古事記よ……。
イザナギとイザナミについて調べてたの」
「なんだよ。
理系の人間にもわかりやすくしゃべってよ」
「ええっ?
龍平くん、理系だったんだー?」