極艶恋~若頭は一途な愛を貫く~
実物を目にしたのは初めてだが、それが避妊具であると実乃里は理解する。
龍司から欲情が消えていないことにホッとして、それから緊張に体を強張らせた。
(どれくらい痛いのかな。最後までしてもらいたいけど、でも……)
全ての衣類を脱ぎ捨てた龍司が、実乃里に馬乗りになる。
彼女の目を見て緊張を感じ取ったのか、頭を撫で、「怖いか?」と優しく問いかけてきた。
正直にいうと、破瓜を迎えることの恐怖心を拭えない実乃里である。
けれども強気な目で首を横に振り、「平気です」と強がりを言った。
「度胸は認めてやる。だが、次からはもっと男を警戒しろ。俺を含めてな」
実乃里に覆い被さり、その小柄な体を片腕で抱きしめた龍司は、ゆっくりと腰を沈める。
「いっ……」
歯を食いしばり、痛みに呻けば、「爪を立ててもいい。しがみついてろ」と言われて、実乃里は龍司の背に両腕を回した。
初めはゆっくりと動いてくれた龍司だが、すぐに速度と強さを上げてきた。
「女を抱くのは久しぶりなんだ。あまり手加減してやれなくて悪いな」
打ち寄せる痛みには苦しいものがあっても、実乃里はこの時間が夜明けまで続けばいいとさえ思う。
龍司が時折、堪え切れないように熱い吐息を漏らし、自分で快感を得てくれているのが嬉しいのだ。
龍司から欲情が消えていないことにホッとして、それから緊張に体を強張らせた。
(どれくらい痛いのかな。最後までしてもらいたいけど、でも……)
全ての衣類を脱ぎ捨てた龍司が、実乃里に馬乗りになる。
彼女の目を見て緊張を感じ取ったのか、頭を撫で、「怖いか?」と優しく問いかけてきた。
正直にいうと、破瓜を迎えることの恐怖心を拭えない実乃里である。
けれども強気な目で首を横に振り、「平気です」と強がりを言った。
「度胸は認めてやる。だが、次からはもっと男を警戒しろ。俺を含めてな」
実乃里に覆い被さり、その小柄な体を片腕で抱きしめた龍司は、ゆっくりと腰を沈める。
「いっ……」
歯を食いしばり、痛みに呻けば、「爪を立ててもいい。しがみついてろ」と言われて、実乃里は龍司の背に両腕を回した。
初めはゆっくりと動いてくれた龍司だが、すぐに速度と強さを上げてきた。
「女を抱くのは久しぶりなんだ。あまり手加減してやれなくて悪いな」
打ち寄せる痛みには苦しいものがあっても、実乃里はこの時間が夜明けまで続けばいいとさえ思う。
龍司が時折、堪え切れないように熱い吐息を漏らし、自分で快感を得てくれているのが嬉しいのだ。