百物語は終わらない
私は怖い話が大好き。夏によくやっている心霊番組は録画して見てるし、部屋には心霊に関する本がたくさんある。それくらい大好きだ。
「廃墟探検!ちょっと興味あるかも……」
オカルト好きな出海はわくわくしているような顔を見せる。でも、勇気と冬子は首を横に振った。
「ダメ!廃墟なんて危ないわ!!建物の倒壊や床が抜けたり、ホームレスと遭遇する可能性があるもの!!」
「べ、別に怖いとかそんなことは一切考えてないんだからな!!」
冬子は顔を真っ青にし、勇気は体をガタガタ震わせながら言う。むぅ〜……、やっぱりダメか〜。
「とにかく!!出海と二人で廃墟探検なんて行かせないわ!!」
冬子はそう言うけど、いつも通りの夏休みなんてやっぱりつまらないよ。
「面白いことないのかな〜……」
「心霊現象を体験できたら、永遠に忘れられない夏休みになると思うな〜」
出海と私がそう言った刹那、教室の空気が一瞬変化したような気がした。
「廃墟探検!ちょっと興味あるかも……」
オカルト好きな出海はわくわくしているような顔を見せる。でも、勇気と冬子は首を横に振った。
「ダメ!廃墟なんて危ないわ!!建物の倒壊や床が抜けたり、ホームレスと遭遇する可能性があるもの!!」
「べ、別に怖いとかそんなことは一切考えてないんだからな!!」
冬子は顔を真っ青にし、勇気は体をガタガタ震わせながら言う。むぅ〜……、やっぱりダメか〜。
「とにかく!!出海と二人で廃墟探検なんて行かせないわ!!」
冬子はそう言うけど、いつも通りの夏休みなんてやっぱりつまらないよ。
「面白いことないのかな〜……」
「心霊現象を体験できたら、永遠に忘れられない夏休みになると思うな〜」
出海と私がそう言った刹那、教室の空気が一瞬変化したような気がした。