本当の世界を見るのが怖かった私に君は……
それからと言うもの散々な目にあった
仲間外れは当たり前、サッカーボールを当てられたり、大人数で囲まれて蹴られたり、殴られたりした。元々心が強くないのもあって私は苦しい思いをしていた
ある日の帰り珍しく一緒に帰った。
そうしたら、
「おりゃ!」
「痛った」
びっくりしすぎて何がなんだか分からなかった。
でも地面をみたら、泥まみれのボールが落ちていた…意味が分からないまさかドブに落ちていたボールを拾って投げたの?
私は怒りを通り越して涙が出てきた。
みんなは焦っていた。
次の日近所の人が昨日の件をみて学校に通報したらしい。そして私をいじめていたメンバーと私は生徒指導室まで放送で呼び出され事情聴取をされた。
「今の話は本当なの?月青ちゃん」
私は喋らずただ頷くだけ頷いた。
「違います先生!!月青ちゃんが約束していたのに、先に帰ったんです。酷くないですか。」
それは急用があったからだしかも約束した覚えはない。
「なるほど、どちらも悪いと言うことですね…
月青ちゃん謝りなさい。」
ここまで来るとさすがに呆れていた。見え透いた嘘を信じた挙句いじめた奴らじゃなく私が謝るなんて
「……ごめんなさい」
女の子達は少し笑っていた。その笑顔が今でも忘れられない…してやったという顔
この件も、もちろん保護者までいかなかった
結局先生は注意をするだけだった
しかも上辺だけ…
親に話しても「お前がなんか悪いことしたんでしょ??自業自得」と言って取り合ってくれない。
私の何が悪かったのか、何が…
でも、後輩が入って来るに連れて私は休み時間外で遊ばないといけない時は、下級生と遊んだ。
「月青ちゃんちょっといい?」
と私を呼び出したのは、男子数名
あぁまたやられるのかと覚悟した。
ドン!!
私は階段から突き落とされた…
でも反射神経の良さで手すりをつかみ危うい所だったが落ちずにすんだ
誰かに相談したかったでも出来ない
だって
「人間なんて所詮裏切る」
うざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざい…


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