君と一緒にいる理由
荷物も運び終わり、業者の人は帰って行った。

『疲れたろ、ちょっと休もう。』

「うん。」

引っ越したばかりの床に2人で寝転ぶ。

「さっきは、ごめん。」

『気にすんなよ、大丈夫大丈夫。』

私は、対人恐怖症で…あまり上手く人と話せない。

小さい頃から、ジェシーに甘えっぱなしだ。

『あ、そうだ。さくらこれ。』

部屋の鍵を渡された。

「キーホルダー…可愛いね。」

『ネコ、好きだろ?』

「うん、すき。」


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