君と一緒にいる理由
「ねぇ、本当に切るの?」

『当たり前じゃん、じゃあ、これでお願いします。』

私は、ただ今、髪を切られようとしてる。

何で、ジェシーの知り合いは皆んなオシャレなのだろう。

私は、穴があったら入りたいくらいだ…

『じゃあ、ささっといくよ。』

ハサミの音に目をつむった。

手をグッと握ってたら、ジェシーが手を重ねて来て思わず目を開ける。

何も言わずに…

ジェシーは、知り合いの人と会話をしてくれて
微妙な雰囲気にならずに済んでほっとした。



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