君と一緒にいる理由
『出来た〜、鏡をみて。』

後ろからも鏡を当てられる。

『可愛いじゃん。ありがとうございます、ケイさん。』

「ありがとうございます。」

久しぶりにバッサリ切られて、視界が良好だ。

肩まで髪がないから、ちょっとそわそわする。


『また、いつでも呼んでね。』

店を出たあと、洋服屋さんに行った。

「別に、いいよ。帰ろう。」

『だめ、せっかく髪切ったんだし。洋服も合わせないと。』

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