聖女の成長日記
【聖女の成長】
ノスチューム王国建国239年目の1月5日、後々聖女と呼ばれる少女…アリーヤ・スミスが誕生した。
見るものの心も清められるような綺麗な薄い水色の髪色をしていた。
《アリーヤ、3歳》
「お父さん、見て!
私、魔法が使えたの!!」
「こんなに大きな炎をだしたのかい!?」
「そう!
すごいでしょ!?」
「これは…とても凄いよ。
それで、お父さん以外に魔法の事は教えたかい?」
「ううん!
お父さんが、最初なの!」
「そうかい…
じゃあ、魔法の事は誰にも教えちゃ駄目だよ。
誰かの前で使っても駄目だよ。」
「どうして~?
みんなに見せたいのに~」
「アリーヤにはまだ難しいかもしれないけど、魔法を使えるひとは珍しくないんだけど、これだけ大きな炎を出せるのは、貴族や王族しかいないんだ。
それで、平民がこれだけ大きな魔法を使えると知られてしまったら王国の奴隷になるか力に見合った貴族と、結婚させられてしまうんだ。
そこでも、奴隷のような扱いをされるという話だよ。」
「奴隷ってなに~?」
「何でも言うことを聞かなきゃならないひとのこと」
「私、奴隷嫌だ!!」
「じゃあ、約束だよ。
人前で魔法は使わない。
魔法の事は誰にも話さない。
いいね?」
「うん!
わかった!!」
アリーヤにとってこの約束は重い枷のようになってしまうのです。
ノスチューム王国建国239年目の1月5日、後々聖女と呼ばれる少女…アリーヤ・スミスが誕生した。
見るものの心も清められるような綺麗な薄い水色の髪色をしていた。
《アリーヤ、3歳》
「お父さん、見て!
私、魔法が使えたの!!」
「こんなに大きな炎をだしたのかい!?」
「そう!
すごいでしょ!?」
「これは…とても凄いよ。
それで、お父さん以外に魔法の事は教えたかい?」
「ううん!
お父さんが、最初なの!」
「そうかい…
じゃあ、魔法の事は誰にも教えちゃ駄目だよ。
誰かの前で使っても駄目だよ。」
「どうして~?
みんなに見せたいのに~」
「アリーヤにはまだ難しいかもしれないけど、魔法を使えるひとは珍しくないんだけど、これだけ大きな炎を出せるのは、貴族や王族しかいないんだ。
それで、平民がこれだけ大きな魔法を使えると知られてしまったら王国の奴隷になるか力に見合った貴族と、結婚させられてしまうんだ。
そこでも、奴隷のような扱いをされるという話だよ。」
「奴隷ってなに~?」
「何でも言うことを聞かなきゃならないひとのこと」
「私、奴隷嫌だ!!」
「じゃあ、約束だよ。
人前で魔法は使わない。
魔法の事は誰にも話さない。
いいね?」
「うん!
わかった!!」
アリーヤにとってこの約束は重い枷のようになってしまうのです。
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