同窓会〜あの日の恋をもう一度〜
二人で出来上がった鍋を一緒につつきながら、何気ないひと時を一緒に過ごす。そんな些細な事で幸せを感じている。こんな時間を過ごせるなんてお正月までは思ってもみなかった。
「あ。カレーの汁が散った」
「大変っ、急いで落とさなきゃシミになるよ」
「いや、この位なら大丈夫だろう、トレーナーが黒いから目立たないし」
「とりあえずじゃあ、これで拭き取って」
濡れタオルを手渡して、見つめ合って笑いあう。こんな幸せが、これからもずっと続けばいい。
食事も終わり、二人で一緒に並んで後片付けをした。
洗い物を任せて私が器の水けを拭き取り片付ける。一緒にやるからこそ楽しいのだろう。
片付けも終わり私達はこたつへと戻ると、悠太くんが鞄の中から紙袋を取り出した。
「今日はホワイトデーだから、これ、お返し」
紙袋は地元の有名な洋菓子店の物だった。
もしかしたら……。
「ありがとう、開けるね」
私は断りを入れて袋の中身を取り出すと、そこには色とりどりのマカロンが入っていた。
この店のマカロンはとても美味しくて、予約しないと買えないと聞いていただけに毎度ながら驚きを隠せない。
「あ。カレーの汁が散った」
「大変っ、急いで落とさなきゃシミになるよ」
「いや、この位なら大丈夫だろう、トレーナーが黒いから目立たないし」
「とりあえずじゃあ、これで拭き取って」
濡れタオルを手渡して、見つめ合って笑いあう。こんな幸せが、これからもずっと続けばいい。
食事も終わり、二人で一緒に並んで後片付けをした。
洗い物を任せて私が器の水けを拭き取り片付ける。一緒にやるからこそ楽しいのだろう。
片付けも終わり私達はこたつへと戻ると、悠太くんが鞄の中から紙袋を取り出した。
「今日はホワイトデーだから、これ、お返し」
紙袋は地元の有名な洋菓子店の物だった。
もしかしたら……。
「ありがとう、開けるね」
私は断りを入れて袋の中身を取り出すと、そこには色とりどりのマカロンが入っていた。
この店のマカロンはとても美味しくて、予約しないと買えないと聞いていただけに毎度ながら驚きを隠せない。