···幸せにすると


その日、メイソンが目を覚ますと
手に温もりがあり
サオリかと思うと
アミだった。

びっくりして、手を引くと
居眠りをしていたアミが
目を開いて
『沙織さんが来て
メイソンが目を覚ましたら
これを渡して下さいと
言って帰りました。』
と、言った。

また、アミがいるときに着て
二人を見て帰ったんだ。

俺は、どれだけ
サオリを傷つけたらよいのか・・

アミに遅くなるといけないから
帰るように言った。

アミが帰ってから
サオリからの封筒を開けてみた・・

・・・離婚届・・・・

サオリの欄は、記入してあった。

そして、
手紙も入っていて・・・

【 離婚は、
俺の両親もサオリの両親にも
承諾は得ていること

会社は、退社したこと

お腹の子供は、サオリが親権を
もつこと

財産等は、何も要らないこと
もちろん、養育費もいらない
と、書いてあった。

たった二年の結婚生活でしたが
幸せでした、ありがとう

           沙織 】
と、書いてあった。


終わったんだ・・・・

全て、俺のせい・・・・

あんなに大事にする
幸せにすると誓ったのに

たった二年で破局・・・・



俺は·····何をやっているんだと
涙が止まらなかった。
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