隠れイケメンの王子様に恋しました
「っ…」
言葉に詰まって黙ってしまったなの葉の乱れた髪を撫で目を合わせると涙がまた一筋流れた。
何を心配してるのかと思えば、身分差なんて時代錯誤だ。
兄貴には結婚について口出ししてくるのか心配もしたけど、例えなの葉との交際を咎められたとしても俺は絶対に別れる気はなかった。
「出来るわけないだろ?なの葉だって俺の事好きなくせに、離れられると思ってる?」
ん?と、除き込んだら小さく横に首を振って抱き付いてきた。
「好き、雪都が好き。離れたくない。…でもお兄さん達は反対するんじゃ…」
まだ不安そうな顔をして見上げるからキスをして続きを遮った。
キスの合間に腕枕をして抱き締め頭を撫でる。
「なの葉を不安にさせたのは俺だよな?ゴメン。でも俺がどんな選択をしたとしてもここに居るのはなの葉だけだから」
「…ううん、自分でも考えてたの、朋絵にも言われて…」
どんなに慰めてもしゅんとするなの葉に悪戦苦闘する。
益川め、やっぱりなの葉になんか吹き込んだな?
「なの葉、益川に何を言われたんだ?」
言葉に詰まって黙ってしまったなの葉の乱れた髪を撫で目を合わせると涙がまた一筋流れた。
何を心配してるのかと思えば、身分差なんて時代錯誤だ。
兄貴には結婚について口出ししてくるのか心配もしたけど、例えなの葉との交際を咎められたとしても俺は絶対に別れる気はなかった。
「出来るわけないだろ?なの葉だって俺の事好きなくせに、離れられると思ってる?」
ん?と、除き込んだら小さく横に首を振って抱き付いてきた。
「好き、雪都が好き。離れたくない。…でもお兄さん達は反対するんじゃ…」
まだ不安そうな顔をして見上げるからキスをして続きを遮った。
キスの合間に腕枕をして抱き締め頭を撫でる。
「なの葉を不安にさせたのは俺だよな?ゴメン。でも俺がどんな選択をしたとしてもここに居るのはなの葉だけだから」
「…ううん、自分でも考えてたの、朋絵にも言われて…」
どんなに慰めてもしゅんとするなの葉に悪戦苦闘する。
益川め、やっぱりなの葉になんか吹き込んだな?
「なの葉、益川に何を言われたんだ?」