隠れイケメンの王子様に恋しました
ゆらゆら揺れて…冷たい風が気持ちいい…
カンカンカンとどこかで聞いたような音が聞こえる…
「なの葉…起きろ…」
「んん~?」
微睡んでいると名前を呼ばれた気がして薄らと目を開けた。
「…あ、あれ、誰?ここ何処?」
目の前にはスッと通った鼻、切れ長の目に薄い唇。長めの前髪は自然な感じで後ろに流した超絶イケメンのお兄さんがいた。
少し酔いの冷めたなの葉は自分の状態にやっと気づいた。
これっていわゆるお姫様抱っこ…?
ぼんやりそんなことを考えているとイケメンのお兄さんはゆっくりとなの葉を降ろし立たせてくれた。
まだよろよろと足元がおぼつかない。
支えられ顔を上げると一瞬焦ったようなイケメンさん。
「おい、鍵は?」
「はひ?あ…ここ私のアパート…」
目の前には見慣れた自分の部屋のドア。
何時の間にここに帰ってきたのだろう…?と思いながら鞄から鍵を探す。
「あれ、あれ、どこだぁ?かぎさ~ん」
「ちっ」
働かない頭でのろのろ鍵を探しているとイライラしたようなイケメンさんの舌打ちが聞こえた。
「あ、あった~」
鍵を目の高さに掲げあったことを喜んでいるとむんずとその鍵を奪われガチャっと鍵を開けられると部屋に押し込められた。
カンカンカンとどこかで聞いたような音が聞こえる…
「なの葉…起きろ…」
「んん~?」
微睡んでいると名前を呼ばれた気がして薄らと目を開けた。
「…あ、あれ、誰?ここ何処?」
目の前にはスッと通った鼻、切れ長の目に薄い唇。長めの前髪は自然な感じで後ろに流した超絶イケメンのお兄さんがいた。
少し酔いの冷めたなの葉は自分の状態にやっと気づいた。
これっていわゆるお姫様抱っこ…?
ぼんやりそんなことを考えているとイケメンのお兄さんはゆっくりとなの葉を降ろし立たせてくれた。
まだよろよろと足元がおぼつかない。
支えられ顔を上げると一瞬焦ったようなイケメンさん。
「おい、鍵は?」
「はひ?あ…ここ私のアパート…」
目の前には見慣れた自分の部屋のドア。
何時の間にここに帰ってきたのだろう…?と思いながら鞄から鍵を探す。
「あれ、あれ、どこだぁ?かぎさ~ん」
「ちっ」
働かない頭でのろのろ鍵を探しているとイライラしたようなイケメンさんの舌打ちが聞こえた。
「あ、あった~」
鍵を目の高さに掲げあったことを喜んでいるとむんずとその鍵を奪われガチャっと鍵を開けられると部屋に押し込められた。