隠れイケメンの王子様に恋しました
「あの、開けて見てもいいですか?」
「ああ」
まだ横を向いたままの大宮さんにお許しを貰ってそっと袋を開けて見ると中にはキラキラしたスワロフスキーがびっしり敷き詰められた親指大のテディベアのキーホルダーが出てきた。
「わあ、きれい!かわいい!」
テンションの上がったなの葉は飛び上らんばかりに喜んだ。
朝から目を逸らされて素っ気ない大宮さんの態度に落ち込んでいたのにそんなことはきれいさっぱり吹き飛んでしまった。
「嬉しいです!ありがとうございます!!」
「気に入った?」
「はい!もちろん!…あ、でも、私の誕生日なんで知ってるんですか?」
ホッとする大宮はなの葉の質問にグッと息を詰め、首を傾げるなの葉をまじまじと見た。
「もしかして、覚えてない?金曜日…」
「先週の金曜日ですか?その日は私の誕生日でしたけど大宮さんは仕事休んでましたよね?」
「ああ…なる…」
小さく呟き一人納得顔の大宮になの葉は首をますます傾げた。
「いや、なんでもない。誕生日は…風の噂で聞いて…それよりもう帰れ。遅くなったら危ない。
今日は俺残業で送ってやれないから」
「あっそうですね。送ってくれなくて全然いいんです!これありがとうございます!残業頑張ってくださいね!」
お先に!と言って大宮さんに手を振ってニヤニヤしながら帰路に着いた。
「ああ」
まだ横を向いたままの大宮さんにお許しを貰ってそっと袋を開けて見ると中にはキラキラしたスワロフスキーがびっしり敷き詰められた親指大のテディベアのキーホルダーが出てきた。
「わあ、きれい!かわいい!」
テンションの上がったなの葉は飛び上らんばかりに喜んだ。
朝から目を逸らされて素っ気ない大宮さんの態度に落ち込んでいたのにそんなことはきれいさっぱり吹き飛んでしまった。
「嬉しいです!ありがとうございます!!」
「気に入った?」
「はい!もちろん!…あ、でも、私の誕生日なんで知ってるんですか?」
ホッとする大宮はなの葉の質問にグッと息を詰め、首を傾げるなの葉をまじまじと見た。
「もしかして、覚えてない?金曜日…」
「先週の金曜日ですか?その日は私の誕生日でしたけど大宮さんは仕事休んでましたよね?」
「ああ…なる…」
小さく呟き一人納得顔の大宮になの葉は首をますます傾げた。
「いや、なんでもない。誕生日は…風の噂で聞いて…それよりもう帰れ。遅くなったら危ない。
今日は俺残業で送ってやれないから」
「あっそうですね。送ってくれなくて全然いいんです!これありがとうございます!残業頑張ってくださいね!」
お先に!と言って大宮さんに手を振ってニヤニヤしながら帰路に着いた。