隠れイケメンの王子様に恋しました
終業時間。
今日も大宮さんを避けるようなことしてしまって落ち込む。
ため息をつきながら帰り支度をしてロッカー室を出た。
手にはキラキラのテディベアのキーホルダー。
大宮さんを想いながらまたため息。
「はぁ……」
「土谷」
俯き加減で出口に向かってると声を掛けられ、はっと顔を上げると大宮さんが目の前に立っていた。
「あっ大宮さん!」
慌てて持ってたキーホルダーを鞄に仕舞うとつい目を逸らしてしまった。
「お疲れ」
「お、お疲れさまです。…お先に失礼します!」
静かに声を掛けてくれる大宮さんにやっぱり目を合わせられなくてアワアワして横を通りすぎた。
その瞬間にカシャンと音がする。
「土谷、落としたぞ」
「あっ…」
振り返るとしゃがんで拾ってくれる姿が目に映って慌てて自分もしゃがんで拾おうとした。
!!
一瞬先に拾ってくれた大宮さんの手に触れそうになって手が止まる。
今日も大宮さんを避けるようなことしてしまって落ち込む。
ため息をつきながら帰り支度をしてロッカー室を出た。
手にはキラキラのテディベアのキーホルダー。
大宮さんを想いながらまたため息。
「はぁ……」
「土谷」
俯き加減で出口に向かってると声を掛けられ、はっと顔を上げると大宮さんが目の前に立っていた。
「あっ大宮さん!」
慌てて持ってたキーホルダーを鞄に仕舞うとつい目を逸らしてしまった。
「お疲れ」
「お、お疲れさまです。…お先に失礼します!」
静かに声を掛けてくれる大宮さんにやっぱり目を合わせられなくてアワアワして横を通りすぎた。
その瞬間にカシャンと音がする。
「土谷、落としたぞ」
「あっ…」
振り返るとしゃがんで拾ってくれる姿が目に映って慌てて自分もしゃがんで拾おうとした。
!!
一瞬先に拾ってくれた大宮さんの手に触れそうになって手が止まる。