隠れイケメンの王子様に恋しました
「副社長、土谷さんがいらしゃいました」
「ああ、どうぞ」
再びやって来た最上階。
入ったことのない奥に副社長室があった。
敷島さんに促され重厚なドアを潜ると大きな窓の横にに立派なデスクがありパソコンを見ていた副社長がいた。
「やあ、いらっしゃい」
立ち上がった副社長は会釈するなの葉の前に立つと顎に手を添え上から下まで品定めでもするかのように眺めてくる。
副社長はやっぱりめちゃくちゃかっこ良くて、兄弟だけあってあの部長さんに似ていて、何だか恥ずかしくてどうしていいかわからない。
「あ、あの、書類を…」
「ふーん、君がねえ。さあ、こちらに座って」
所在なさげにしているとニヤリと笑った副社長は書類を受け取らずにソファーに座るように促した。
え?、渡すだけで帰れるんじゃないの?
面食らったなの葉は断ることも出来ずに大人しくソファーに座ると待ってたかのように敷島さんが紅茶を出してくれた。
「あの、書類をお持ちしたのですが…」
ゆっくりと紅茶の香りを楽しんでいる副社長に痺れを切らし、なの葉は思いきって書類を差し出した。
「ああ、どうぞ」
再びやって来た最上階。
入ったことのない奥に副社長室があった。
敷島さんに促され重厚なドアを潜ると大きな窓の横にに立派なデスクがありパソコンを見ていた副社長がいた。
「やあ、いらっしゃい」
立ち上がった副社長は会釈するなの葉の前に立つと顎に手を添え上から下まで品定めでもするかのように眺めてくる。
副社長はやっぱりめちゃくちゃかっこ良くて、兄弟だけあってあの部長さんに似ていて、何だか恥ずかしくてどうしていいかわからない。
「あ、あの、書類を…」
「ふーん、君がねえ。さあ、こちらに座って」
所在なさげにしているとニヤリと笑った副社長は書類を受け取らずにソファーに座るように促した。
え?、渡すだけで帰れるんじゃないの?
面食らったなの葉は断ることも出来ずに大人しくソファーに座ると待ってたかのように敷島さんが紅茶を出してくれた。
「あの、書類をお持ちしたのですが…」
ゆっくりと紅茶の香りを楽しんでいる副社長に痺れを切らし、なの葉は思いきって書類を差し出した。