隠れイケメンの王子様に恋しました
遠慮するなの葉を何とか説き伏せ事務室を出た時小さくガッツポーズで喜び、技術部で作業をしてると、コンコンと窓をたたく音がして窓の向こうになの葉がいて嬉しくて舞い上がりそうなのを何とか抑え、そして着替えにロッカールームに入って「あ…」と気付く。
「予備のヘルメット…置いとけばよかった」
普段俺はバイク通勤。
今まで誰か乗せるなんて考えてなかったから送ると言った手前一瞬焦った。
その時ロッカーの上に置いてある作業用ヘルメットが目に入り「これでいっか」と安易に考えてなの葉の元へと急ぐ。
自分のヘルメットをなの葉に被せ、自分は作業用ヘルメットを被る。
なの葉にまた遠慮されて自分の心配してくれてるのが嬉しくて逃しはしないと焦って大丈夫だと説き伏せた。
我ながら強引だったかと反省しつつも、バイクに乗ると大胆にもなの葉の手を取って自分の腰に巻き付けた。
嫌がる事無くそれに従い背中に感じる感触。
初めて触るなの葉の手の上に自分の手を乗せ、自分の心臓がドキドキ高鳴るのがわかってなの葉に伝わらないか気になった。
バイクは気持ちよく縦横無尽に風を切るのが好きだ。
でも今は、背中の温もりを感じながら安全に送り届けることだけを考えた。
なの葉に風が気持ちいい!と叫ばれて返事をしながら嬉しくなって叫び出したい気分だった。
「予備のヘルメット…置いとけばよかった」
普段俺はバイク通勤。
今まで誰か乗せるなんて考えてなかったから送ると言った手前一瞬焦った。
その時ロッカーの上に置いてある作業用ヘルメットが目に入り「これでいっか」と安易に考えてなの葉の元へと急ぐ。
自分のヘルメットをなの葉に被せ、自分は作業用ヘルメットを被る。
なの葉にまた遠慮されて自分の心配してくれてるのが嬉しくて逃しはしないと焦って大丈夫だと説き伏せた。
我ながら強引だったかと反省しつつも、バイクに乗ると大胆にもなの葉の手を取って自分の腰に巻き付けた。
嫌がる事無くそれに従い背中に感じる感触。
初めて触るなの葉の手の上に自分の手を乗せ、自分の心臓がドキドキ高鳴るのがわかってなの葉に伝わらないか気になった。
バイクは気持ちよく縦横無尽に風を切るのが好きだ。
でも今は、背中の温もりを感じながら安全に送り届けることだけを考えた。
なの葉に風が気持ちいい!と叫ばれて返事をしながら嬉しくなって叫び出したい気分だった。