隠れイケメンの王子様に恋しました
なの葉のアパートに着いたときに唖然とする。
街灯だけは明るいものの見るからにぼろいアパート。
女の子一人でこんな所に住んでて安全面を心配した。
なの葉はへっちゃらなようで笑って部屋自慢をする。
それよりも俺の事を心配してヘルメットを押し返されて、渋々かぶり直すとふわっと花の匂いがして、またドキドキして…俺、なの葉の匂いで興奮するとかやっぱ変態かも。とか思いながら手を振るなの葉に手を上げ帰った。
有名な歌にならってちょっと坂道に差し掛かり曲がる手前で5回ブレーキランプを点けたいところだけど、ちょっときついので3回ブレーキランプを点滅させた。
す・き・だ
なの葉には伝わってないだろうな。
ベタな片思いしてるなと自分に嘲笑しながらバイクを飛ばし、爽快な風を受けながら、そういや恋愛っていう恋愛はしてこなかったなと思い至る。
これが、俺にとって初めての本気の恋かもしれない…。
…
ふふふっ
ふと気が付くと、なの葉が夢見て笑ってるみたいで目を瞑りながら微笑んでいて、どんな楽しい夢を見てるのだろうと思う。
今、この腕の中になの葉がいることが幸せで毎日が満ち足りている。
背中まで伸びた髪の毛を撫で額にキスして、俺が夢の中に登場してなの葉を笑わせてたらいいなと思いながら目を閉じた。
街灯だけは明るいものの見るからにぼろいアパート。
女の子一人でこんな所に住んでて安全面を心配した。
なの葉はへっちゃらなようで笑って部屋自慢をする。
それよりも俺の事を心配してヘルメットを押し返されて、渋々かぶり直すとふわっと花の匂いがして、またドキドキして…俺、なの葉の匂いで興奮するとかやっぱ変態かも。とか思いながら手を振るなの葉に手を上げ帰った。
有名な歌にならってちょっと坂道に差し掛かり曲がる手前で5回ブレーキランプを点けたいところだけど、ちょっときついので3回ブレーキランプを点滅させた。
す・き・だ
なの葉には伝わってないだろうな。
ベタな片思いしてるなと自分に嘲笑しながらバイクを飛ばし、爽快な風を受けながら、そういや恋愛っていう恋愛はしてこなかったなと思い至る。
これが、俺にとって初めての本気の恋かもしれない…。
…
ふふふっ
ふと気が付くと、なの葉が夢見て笑ってるみたいで目を瞑りながら微笑んでいて、どんな楽しい夢を見てるのだろうと思う。
今、この腕の中になの葉がいることが幸せで毎日が満ち足りている。
背中まで伸びた髪の毛を撫で額にキスして、俺が夢の中に登場してなの葉を笑わせてたらいいなと思いながら目を閉じた。