起たたない御曹司君の恋人は魔女
「・・・ああ・・・したい・・・」
「はぁ? マジで言っているの? 」
「本気。だって・・・初めてだから・・・」
「何が? 」
そっと、リラの頬に手を添え結沙は愛しそうな目で見つめた。
「初めて・・・君を見て、俺のが反応しているんだ」
「えっ? 」
リラはゆっくりと、結沙の股間に視線を落とした。
すると・・・
そこは元気に育っている様子がハッキリ判った。
その様子を見て、リラは目を見開いた。
グイッと引き寄せられ、結沙に抱きしめられるリラ。
「・・・今分かったよ。・・・今朝、君を見てすごく反応して。目の前に君が来たら胸がドキッと鳴った。・・・俺・・・君の事が好きなんだ・・・」
「わ、私が? 」
「うん。だってほら、体も反応しているじゃん。今まで、どんな人にも反応しなかったんだけど。君には反応しているんだ」
「意味わからない」
「俺もわかんないよ。でも、君の事が好きだってことは分かる」
リラはフッと笑った。
「もしかして、私と付き合いたいの? 」
「うん、ダメ? 」
結沙の腕の中で、リラはニヤッと笑った。
「いいわよ、付き合っても」
「本当? 」
結沙は嬉しくてまたギュッと、リラを抱きしめた。
「ええ。その代わり、私の事抱いてくれたら付き合うわ」
「え? ・・・」
驚いた顔をした結沙だが、すぐさま満面の笑みを浮かべた。
「うん、いいよ」
ん? と、ちょっと意外そうな目をしたリラ。
そっと体を離して、結沙はリラを見つめた。
結沙に見つめられると、リラはドキッとした。
結沙の目はとても透き通る瞳をしている。
モテそうなイケメンなのに、なんだか純粋な青年のような感じがして。
見ていると胸がキュンと鳴るのを感じた。
「綺麗な目をしているね。瞳の色、青なんだ」
そう言われると、リラはスッと視線を落とした。
「母が・・・ハーフだったんです」
「え? そうなんだ。だから、ちょっと違う感じがしたんだ」
結沙はニコッと笑った。