起たたない御曹司君の恋人は魔女


「リラさん・・・」


 優しい声で名前を呼ばれると、リラはドキッとした。


「とっても綺麗だね。・・・初めてだよ、こんなに綺麗な女人見るの」

「・・・何・・・言っているの・・・」

「本当だよ。リラさんに触ってもらって、とっても嬉しいよ。次は、俺がもっと触っていい? 」


 スーッとリラの身体に結沙のしなやかな指が這う・・・。


 チュッと、胸にキスをされるとリラの体が大きく反応した。



「あっ・・・」

 結沙の舌先で刺激されると、リラの吐息が漏れた・・・。



「リラさん。ここ、感じるの? 」

 
 聞かれても恥ずかしくて、リラは何も答えられなかった。


 感じているリラを見ていると、結沙は嬉しくて気持ちが高ぶってゆく・・・。



 雪のような白い肌のリラ。

 滑らかな絹のようで、優しく触れないと壊れてしまいそうなくらい繊細で。



「あぁ・・・」


 入り口に触れられると、リラの身体がまた大きく反応した。


 結沙が指で入り口を広げてゆく・・・。


「あ・・・っ・・・」

 言葉にならない吐息を漏らすリラ。


 感じているリラはとても色っぽくて、でも、儚そうで・・・。



「っ。・・・」


 入り口から入って来る結沙を感じると、痛そうな表情を浮かべたリラ。


 結沙はリラの口にそっと、右手の人差し指を咥えさせた。

 
 指に吸いついてくるリラだが、痛みを感じると、ギュッと噛んでくる。



 奥まで入ってゆくと、通りやすくなっているトンネルをもっと入って行く結沙。


「あぁ・・・」


 ギュッと結沙にしがみ付いてくるリラ。


「リラ・・・。俺の名前、結沙。・・・言ってみて・・・」

「はぁ・・・」

 リラはうっすらと目を開けた。
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