起たたない御曹司君の恋人は魔女


 視界に結沙の優しい笑顔が入ってきて、つられて微笑むリラ。


「結沙・・・さん・・・。好き・・・」

 無意識なのか素直なのか、リラが好きと言ってくれた。

 結沙は嬉しくてたまらなかった。

「リラさん。俺も、好きだよ」


 額と額をくっつけて。

 目と目が合うと、2人で微笑み合った。


 結沙はグッと奥まで進むと、リラの内側を感じて嬉しくなった。



 初めて挿入できた。

 これが1つになるって事なんだ。


 嬉しい・・・。



 とても幸せな気持ちになり、結沙は何も言えなくなった。



 


 いつの間にか眠ってしまった。

 先に目を覚ましたのは結沙だった。

 隣でリラが無防備に眠っている。

 
「可愛い・・・」


 寝ているリラの髪にそっと触れて見る結沙。


「柔らかくてサラサラしている・・・。肌も綺麗・・・」


 嬉しくて、ギュッとリラを抱きしめる結沙。


「っ・・・」

 目を覚ましたリラは、結沙の腕の中にいて少し驚いた目をした。

 だがそこはとても心地よくて・・・

 温かい腕の中がとても安心できた。


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